総量規制とは何か?

総量規制”という言葉をご存知でしょうか?
最近では、総量規制と一言で言っても、様々な種類があります。

 

まず最近特に有名な総量規制は、やはり賃金業法に基づく総量規制であり、
これは消費者がお金を借りすぎてしまうことや、金融会社が貸しすぎてしまう
ことを抑えるための規制とされています。

 

また、お金とは全く関係のない総量規制となると、
大気汚染や水質汚染に関する総量規制もあります。

 

これは、自然を破壊しうる原因となる排気ガスや汚染物質の排気量を制限するものであり、
工場など大気汚染、水質汚染の原因となる物質を排出する施設を相手に定められるもの
になっています。

 

また、総量規制は、テレビ番組にもあり、CMの放送時間や通販番組の放送時間などに
関して定められていたり、不動産関係にも総量規制という言葉は存在しています。
不動産会社の総量規制に関しては、金融機関の不動産融資に関する規制となっており、
ある意味これもお金が絡んだ総量規制であると言えるでしょう。

 

それぞれタイプが全く違いますが、どれも総じて総量規制と呼ばれているものになります。
自分の生活にどの総量規制が関わってくるのか、仕事や生活している場所、
ライフスタイルによってそれぞれ変わってくることになりますし、
全く種類が違う様々な点で総量規制という言葉が使われているので、
その言葉について、そしてそれぞれの総量規制について知っておくのも良いでしょう。
お金や環境汚染、不動産やテレビなど私の生活にとってどれも身近なものと言えるからです。

 

借金の総量規制について

 

平成18年の12月、賃金業法という法律が改正されることにより、
少しずつ始まることになったお金の貸し借りに関する総量規制は、
4年後の平成22年6月に完全施行となり、現在ではきちんとした
1つの法律として存在しています。

 

この賃金業法における総量規制というのは、消費者によるお金の借りすぎや、
金融会社によるお金の貸しすぎを未然に防ぐ目的により定められており、
個人の借り入れができる総額が年収の3分の1までと定められているという
内容になります。
年収の3分の1以上の借り入れを行おうとしても、返済できない可能性が
高いとして、借金をすることを拒まれてしまうのです。

 

これは、ほとんどの銀行や金融会社に共通するものであり、総量規制を無視してでも
借り入れることができるという消費者金融などになると、これは一般的な“闇金”といった
違法な消費者金融になりますので注意が必要です。

 

借りることができないはずの借金総額の人に、総量規制を無視して貸し付けを行う
金融業者は違法ということになるのを忘れないでください。
ただし、マイホーム購入時のローンや、マイカー購入時のローンなどは、
総量規制から除外されるなど、例外も多々あるため、現時点で借金額が
年収の3分の1になってしまっているからといって住宅購入ができない、
車が買えないということにはなりません。

 

その他、病気治療のための高額療養費のためにお金を借りることになった場合でも、
これは上記の住宅購入や車購入と同じく総量規制からは除外されることに
なりますので安心してください。また、配偶者も働いており、2人合わせれば
3分の1以下になる金額の貸付なら可能など、例外となる場合も存在しているので、
かなり厄介なところもあります。

 

どんな借金も例外なく年収の3分の1以下以内までと定められているわけではないので
かなる複雑にはなりますが、その分上記のような例外の知識を身に着けていれば
自分に借金があったとしても住宅購入やマイカー購入ができることになりますので、
どんなことならば除外・例外にされるのかだけでも知識として頭に入れておくとよいでしょう。